ローフードとは?
ローフードとは英語ではRaw Foodとなり、直訳すれば「生の食べ物」。
野菜や果物、ナッツなどを加熱調理せずにその栄養や食物酵素を生きたまま取り入れようという食事方法のことです。
ローフードのレシピではブレンダーを使うことが多いのですが、攪拌しているとその熱で食材自体も温まってきます。
厳密には「生」でなくとも、42度以上加熱せずに作る食べ物をローフードと呼ぶのです。
ローチョコレートの魅力

ローフードの中でもロースイーツは見た目が華やかで、中でもローチョコレートは私がローに興味を持つようになったきっかけでもあります。
チョコレートといえばお砂糖たっぷりで体重も増えるし肌が荒れるし、だけども何個も止まらなくて罪悪感…というイメージから、「ローチョコレート」なら作るのも食べるのも自分の体に良いことをしている!という実感が得られるのです。
カカオを生で摂ると良いことづくめ!
カカオに含まれる主な栄養素:
・ポリフェノール、カテキン:抗酸化作用=アンチエイジング
・マグネシウム:筋肉の働きを調整、神経の興奮を沈める、骨の形成を助ける
・アナンダマイド:パワフルに活力が溢れる
・テオブロミン:リラックス、自律神経を調整
・PEA(フェニルエチルアミン):前向きになれる、集中力が高まる
マグネシウムは熱に弱く、またカカオの油分であるオメガ6は高温加熱化されることでトランスファット化するため、ロー(非加熱)で食べることが大切です。
ブレンダーがあれば簡単に作れる!
材料をブレンダーに入れ、攪拌したものを型に入れて冷やし固めるだけで簡単に作れるのもローチョコレートを続けられる重要なポイントです。
さらに入れるものでアレンジの幅も無限に広がるので、飽きずに食べることができます。
一度ローチョコレートの美味しさを知ったら、もう市販のお砂糖たっぷりのチョコレートが食べられなくなりますよ!
ローチョコレートの作り方
材料(約1カップ分)
・カカオバター 100g
(ココナッツオイルを半分ほど入れるとガナッシュのような柔らかい仕上がりに!)
・粉末甘味料(てんさい糖やココナッツシュガーなど) 30〜50g
・塩 少々
▼ダークチョコレートの場合
・カカオパウダー 70g
▼ミルクチョコレートの場合
・カカオパウダー 40g
・ルクマパウダー 10g
▼ホワイトチョコレートの場合
・カシューナッツ(一晩浸水したもの*) 40g (浸水させる理由は こちら)
・ルクマパウダー 50g
▼アレンジ
・アサイーパウダーやビーツパウダー、ヘンプパウダーなどで色付け
・あれば香り付けにエクストラクト(ストロベリーやミントなど)
1、ブレンダーに刻んだカカオバター、(カシューナッツ)、甘味料、塩の順に入れて攪拌する。※寒い時はカカオバターが固いので少し湯煎で溶かして入れる

2、液体状になり始めたらパウダー(カカオ、ルクマ、アサイーなど)を入れる。

3、テンパリング*する場合はブレンダーを回し続けて42度まで液体の温度を上げ、その後ボールに移してかき混ぜ、温度を31度まで下げる。
テンパリング:カカオバターの結晶を整える作業で、ツルッと綺麗な見た目に仕上がります。冷えると縮むので型から取り出すのも簡単になります。
テンパリングのやり方はこちら
※私はココナッツオイルを入れることが多いので、省略することがほとんど。
4、型に入れ、冷蔵庫で冷やし固める。

ローチョコレートのアレンジ
今回はビーツパウダーでピンクに色付け、ストロベリーエクストラクトでストロベリーローチョコレートを作りました。
そしてそれをグラノーラと混ぜて、クランチ風に。

固まったらバキバキと手で割って食べられちゃいます。

この写真では幾つかの色をつけるために、ホワイトチョコレートの分量で作ったものを取り分けてパウダーをスプーンで混ぜましたが。
もっとしっかり色をつけたり、パウダーのつぶつぶが気になる方は、パウダーを入れるタイミングで入れて、しっかり攪拌させると良いですよ。
ちなみにルクマパウダーって何なの?
という方のために、、
南米やヨーロッパなどではアイスやプリンなどに使われるメジャーなフレーバー。
皮は緑で実はオレンジの、味もかぼちゃのような果物です。
ルクマパウダーを入れるとキャラメルのような風味になり、ローフードでは乳化剤の役割を担うことが多いです。
ビタミンやミネラル、特にビタミンB3(ナイアシン)が豊富に含まれています。
カシューナッツを使うだけでもクリーミーになりますが、ルクマがあるともっともったりとした仕上がりになるんですよ。
ローチョコ作りは意外に簡単!
材料とブレンダーさえあれば簡単にできてしまうローチョコレート。
白砂糖にはさようならを告げ、体も心も喜ぶヘルシーフードを作ってみてくださいね♩